先生が用意してくれる教材の中で、仕分けの作業、というのが結構ある。
例えば、これ。
例えば、これ。
これは、 ”L”(小文字 " l " )で始まる単語とそうでない単語を分ける、という単純なもの。でも、実は発音の勉強 (phonics study) である。
写真のものは、もう娘がやった後のプリントなので、猫(?)が持っている ”I” (小文字)の下には既に lamp, ladder, leaf, letter が貼られている。が、もともとはばらばらにある絵をそれぞれ切り離して、猫の部屋とゴミ箱 (L以外から始まる単語)の部屋に仕分けして貼っていくという作業である。
教師向けの指示(写真上部)には、「まず、" l "をエルと何度か発音させてから、lampなどの単語を読ませて下さい。」と書いてある。簡単に見えても、まずこれ、単独だとエルだけど、単語になると ラ とか ルッ とかいう発音になるのだから、しっかり子供たちに教えなくちゃいけない。
同じ話で、b はビーだけどブッ( book 等)、c はシーだけどクッ(cook 等)。なので、同様のプリントが a から z まである。
余談だが、1st Gradeくらいの子たちが本を読むとき、例えば、This is a pen. という時、”ディス・イズ・ア・ペン” じゃなくて、”ディス・イズ・エイ・ペン”と読む。何でも、a が出てくると、エイ、エイ言うのである。だけど、なぜか2nd Gradeになるとちゃんとみんな "ディス・イズ・ア・ペン" と言えるようになっているから不思議だ。
次の切り貼り作業はこれ。
前回お話した脚韻と関係あるのだが、-apで終わる単語と-at で終わる単語を分類するというもの。これも娘が既にやった後なので分類されているが、もとはそれぞれ単語がバラけて一枚のプリントに印刷されていて、それを切り離し、片目モンスター(?)と四つ目モンスター(?)のグループに仕分けて貼っていく作業である。なぜモンスターなのかよく分からないが、先生は、「早く終わった子はモンスターに色塗り出来るからね~」って声をかける。(そうきたか!)。それで、子供たちは我はやしと勇んで作業に取り掛かるのである。
これまた余談だが、ご存知かもしれないが、アメリカの小学校は一人一人に机があるのでなく、だいたい何人かがひとグループで一つの大きめの机を共有するようになっている。日本のあの理科の実験室みたいなイメージだ。
なので、こんな切り貼りしてると、必ず(というか当然と言うべきか)、隣の子が切った "gap" を使っちゃったとか、 "map" を切り取ったのになくしたとか、よくある。で、騒がしくなって、先生がものすごい音のなるベル(メイドがディナーの時に鳴らすような手ベルだが、けたたましい)とか、笛(あの体操の笛)をピーッ!!!って鳴らして、一瞬教室内がシーンとなる、というのが繰り返される。このシーンとしてみんな真顔になる一瞬、私などはなぜかプッと噴出したくなるので、個人的にはこの切り貼り作業のお手伝いはご遠慮したいところである。
なので、こんな切り貼りしてると、必ず(というか当然と言うべきか)、隣の子が切った "gap" を使っちゃったとか、 "map" を切り取ったのになくしたとか、よくある。で、騒がしくなって、先生がものすごい音のなるベル(メイドがディナーの時に鳴らすような手ベルだが、けたたましい)とか、笛(あの体操の笛)をピーッ!!!って鳴らして、一瞬教室内がシーンとなる、というのが繰り返される。このシーンとしてみんな真顔になる一瞬、私などはなぜかプッと噴出したくなるので、個人的にはこの切り貼り作業のお手伝いはご遠慮したいところである。
さらに余談だが、このような切り貼りのややっこしい作業を、「テーブルをローテーションさせてやろうか」って先生が言い出すのである。つまり、理科の教室のようなテープルごとに座っている子供たちが、この1テーブルではモンスターの切り貼りをし、15分後にローテーションのベル(あのベル)が鳴ると、次の2テーブルに移り、今度はネコさん”l "の切り貼りをし、そして次にまたあのベルが鳴ると、3テーブルに移り・・・・(以下、5テーブルまで続く)、という感じでローテーションさせるのである。もう、 "gap" やら "map" やらが舞うのなんのって・・・。
こうして何週間か経った後、ついに先生の口から「どうやらローテーションなしで、一つの机でずっとやらせた方が良さそうね」と。もう"I agree (即答)"である。
こうして何週間か経った後、ついに先生の口から「どうやらローテーションなしで、一つの机でずっとやらせた方が良さそうね」と。もう"I agree (即答)"である。
余談が多かったので、最後に一つ。
これは、切り貼り作業ではなく、単語の後半の欠けている部分に "ad" を書き加えて完成させる作業である。adと書き加えていくだけなので簡単なのだが、必ず声に出して読みながら書くのがポイントである。最後に絵を見ながら、一文を作るところなど、なかなかオツである。写真のものは、一番下にある絵を見て、Dad is sad. と Tad is mad. という文を完成させるようになっている。数ある-ad単語の中でも、Tad は人名だということだ。この表だと Brad もそうである。
このようにして、子供たちにフォニックスを定着させていくのである。
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私もアメリカで子育てしています。
返信削除子供をとおしてアメリカの小学校を経験できるのは、なかなか楽しいですよね。
うちの子も、ポエムをよく覚えてきます。
わー、初めてコメントを頂きました。
返信削除嬉しい!
ぶちゃっちさん、ありがとうございました。
右も左も分からずに始めたブログ。まだまだ読みづらいでしょうし、途中、ブランクもあったりしましたが、これから
充実させていこうと思います。
また寄ってみて下さいね。